そして旅行中の一大イベント、ロッテワールド。
　ロッテワールドとは何ぞや？　簡単に言うと遊園地。アミューズメントパー クという奴である。

　入場したのは午後５時半頃。なんと、ここは午後五時以降は入場料が安くなるのだ。ＭＦは学生な為、安価を追求しがち（学生に金を払わせる程のケチではないので払うのは私だが（爆））。よってＭＦが午後５時以降に入る事を強調し、その通りになった。
　で、チケット。三種類ある。

入場だけ　：乗り物に乗る時それぞれ金を払う
ＢＩＧ５　：５つの乗り物に乗る事が出来る。それ以降はその度金を払う
フリーパス：好きなだけ乗れる。

　もちろん、値段は高くなってゆく。
　私はフリーパスで良かったのだが、ＭＦはなにがなんでも金を節約したいらしい。結局私はＢＩＧ５、ＭＦは入場だけのチケットを買う。
　後々の話になるが、恐れていた通りに結局二人ともＢＩＧ５を買った方が安かった。初めはＭＦは待っているから私一人で行ってこいという感じだったのだが、一人で乗り物に乗るほどつまらん事はない。結局、ほとんどの乗り物でその度金を払い一緒に乗り物に乗る。

　さて、入場。で、私はディズニーランドの様な感じを予想していたのだが、ちと様子が違う。なにせ地下鉄の駅から外に出ずにその遊園地の入り口があるのだ。どこぞのデパートの如く、駅を降りたらそこはデパートの入り口だったという感じである。
　で、さらに違うのは屋根付きなのである。地下鉄ではない。その遊園地が、である。全天候型。かなり巨大な建物なのだ。
　そしてその真ん中には吹き抜けでスケートリンクがある。上（ロッテワールド）から下を見るとたくさんの人がスケートをしている。逆にスケートリンク（およびその周りにある休憩所兼喫茶場所）からは上にあるロッテワールドの雰囲気がつかめる。なかなかにいいシステムである。ロッテワールドにあるテーマパーク（？）の建物その他で醸し出す微妙な雰囲気を味わいながらスケートしたり、喫茶場所でくつろぎながらスケートする人々やロッテワールドで遊んでいる人を見ていい雰囲気になる事が出来る。
　で、ロッテワールドからは、スケートをしている人々を眺める事が出来る。
なぜか人は物理的に上の場所から下の場所にいる人々を見ると妙な気分になるのである。そこらへんを十分に利用している設計なのだ。

　さて、初めに入ったのは、映像と少々の振動で、擬似的にジェットコースター雰囲気を味あわせるもの。いうなればドリキャスのソニックアドベンチャーの映像を大スクリーンに映し出し、その映像にあわせて縦横無尽（？）座席が浮いたり振動したり衝撃を味あわせたりする代物。
　本当の衝撃その他には及ばないものの、結構楽しめるアトラクション。映像に出てくるキャラクターが話す韓国語が理解できればさらに楽しめたと思われる（笑）
　ＭＦいわく、ここにあるもう一つの同じような擬似ジェットコースターには昔乗った事あるけど、そっちの方が面白かった。こっちは映像は奇麗だったけど、本物っぽさでは負けてる。との事。

　ところで、先ほど言ったとおり、ここは全体が建物の中に存在する。その点をうまく使った乗り物が存在する。名前は知らない。
　形はバルーン。気球。そう、気球に乗ってこの建物全体をゆっくりながめるというコンセプト。そしてゆっくり眺める事で、どんな乗り物やアトラクションがあるのかが解る。便利だ。そしてこれ以上の高い場所から見られる事は無いので、きっと恋人たちにも便利な乗り物と思われる。
　そして、私は当然ここにどんなアトラクションがあるのか知らないので、全体を見回すためにも乗る事にした。
　さすがに全体が良く見渡せる。ウォータースライダーらしきもの、バイキング（船がゆれる奴ね）、テーマパークらしきもの、ジェットコースター（もちろん建物の中なのでさほど大きくない）などなど。
　乗って思ったのは、やはりこれは恋人同士に対してかなり有効なシステムだ、という事（何にだ）。

　なお、当然の事ながら、そういうアトラクションや乗り物以外にもゲームセンターや、お土産ややら、軽食屋さんやらの遊園地施設がたくさんある。
　とりあえずお土産は後に買う事にして、次の乗り物へ。先ほどのバルーンからの眺めで目をつけていた奴。ミニジェットコースター。さすがに建物の中の施設だけあって、巨大なそれは不可能である。