そのＭＦとのメールでは韓国語と英語の併用で会話を行っている。とりあえずメール交換上でのお話を最初にする。

　最初は、私が、あるＨＰのメールフレンド募集掲示板に登録した事から始まった。今は自然消滅しているが、初期はいっぱいメールが来て、その中では、日本語を使ってくれた人とか、日本語を勉強しているとか言っているくせに日本語を全然使ってこない人間までいろいろいた。
　さらに、難しい文（日本語で厳かに敬語使いまくりの文章をかくと丁寧なつもりでも外国の人にはいやがらせになるのと同様）で長文を書いてきて、さらに返事を早く書かないと文句言う人間もいて「辞書ひきながらこれだけ長い文章訳すのにどれだけ時間かかると思ってとるんじゃおのれはこっちの苦労を考えた事あるのか貴様」と叫びたくなる奴もいた。海外の人と日本語でメール交換しようとしている人は気をつけよう。相当出来る人でないと外国語のメールを簡単に読み書きするなんてのは出来ないのだ。
　よくある所では、「メール交換しましょう」とメールくれたくせに私の出した返事に対する返事をしてこない人間もかなりいた（同じような内容の返事を出してちゃんと返してくれる人もいるので失礼な事はしてないはず）。
　やはり理想的にはお互いに相手国言語を使うのがよろしい。そうすれば自然に難しい文法単語その他は出てこないし、間違っている所をお互いに教えあう事も可能である。もしくは一定期間で使用言語を交換するとか（笑）
　それで、７月まで続いたのがそのＭＦで、英語も出来るという事だったので、このＭＦと会う事にしたのですな。

　で、そのＭＦ実際の会話。メールで韓国語を使用していたので、「辞書もってきゃ、解らない単語をひきながら会話できるわい」と過信していたのだが、現実はそう甘くはない。簡単な一言をたまにひくならいざしらず、解らない単語が多いと、はっきり言って会話にならない。
　したがってお互いに語学力がある程度ある英語での会話となってしまうのだ。とはいえ、「この会話ネイティブの人が聞いたら頭へんな人間だと思うよね」とお互いに言い合う程度の英語力である。まぁ、そのでたらめな英語でもちゃんと会話出来るんだからたいしたものだ。

　旅行時の話の内容だけど、国が違うから当然色々な事が違うので、話のネタには事欠かない。日本じゃこうだ、韓国だとこうだ、こっちじゃ＊＊が流行っている、何が起った、その他色々。あとはお互いの生活の話。ＭＦの大学の授業の事とか、こちらの仕事の事とか。んで、家族の関係とかその他も。
　びっくりした所だと、＊＊の＊＊さんとか＊＊のお母さんは韓国人だ、とか。予想だにしなかった。うーん、びびった。本人隠しているかもしれないので、誰かは秘密。あと、有名な韓国ゴルファー、朴セリは朴姫という感じの愛称で呼ばれているらしい。田村亮子（ごめんなさい、漢字忘れました）が「柔ちゃん」と呼ばれていると言ったらＭＦは笑っていた。

　でも、一番多かったのはやっぱりお互いの言葉のお話。盛り上がったのは発音の話。

　韓国語には日本語の「つ」「ざ、ぜ、ぞ」の発音がなく、「ちゅ」「じゃ、じぇ、じょ」という感じの発音になってしまう。ＭＦにはその区別は出来てなかった。そしてもちろん、ひらがなにないので表現できないが、韓国語にあって日本語にない発音というのも多く存在する。激音というのがそれだったりする。さらに前にも言ったが「お」と「う」に聞こえる音が韓国語には二種類ある。慣れてないと聞き分ける事は出来ない。

　なんて話をしました。

　んで、日本語は子音の後には絶対母音が来るという癖のため、ＭＦの先生の中の一人は韓国語の発音が私より下手という話だ。俗に言うカタカナ韓国語というやつですな。
　子音を連続して言う事が出来、子音で止める事が出来れば日本人の話す外国語は多分かなり改善されると思う。うん。