よくあるような煽り本ではないですね。ちゃんとシビアにベンチャーを論じていて、かといってもちろん盲目批判もしていない。ベンチャービジネスに必須と思われる要素を大まかに色々と論じている。細かく説明はしていないが概要は知れる、というか、そんな細かく論じてその通りにやればベンチャーが成功するのならこんな美味しい話は無いわけで。
面白いのが、ベンチャーを起こして成功する例はかなり稀だと言っておいてでもその成功要素を論じている点。ちゃんと現実見てます。
ベンチャーを起こそうと思っている人、業績好調なベンチャーに転入社したいが、見極めがはっきりしない、と思っている人にはお薦めです。
章題
１．アントレプルナーとは
２．育ちか天分か
３．カリスマ
４．事業を立ち上げる
５．偶然と必然−成功のための分岐点−
６．ネットワークの構築
７．その後のこと
結語．アントレプルナーになるために
03/02/08(Sat)