★★★★『発酵− ミクロの巨人達の神秘−』小泉武夫著、中公新書939

はじめに
第1章 地球と微生物
第2章 微生物と発酵の発見
第3章 発酵技術の進歩
第4章 日本人と発酵
第5章 発酵を司る主役たち
第6章 今日の発酵工業
第7章 奇跡の発酵
あとがき


 久しぶりの4つ星。もちろん酒とかチーズとか微生物の力を借りている事は知っていたけど、なんかこうその深みを知らされた本とでも言いましょうか。

 まずは、無機物を食べて(?)生きている微生物がいるというのが驚きだった。そして生物はほとんど関係してなさそうな化学工業でも微生物が活躍している(た?)事を知った。残念ながら戦争時の軍需物資を作成する際に活用されてしまったという事だが。

 しかしこの本を読むと酒とか造りたくなってしまって困る。もちろん違法。って検索かけたら手作りビールキットとか結構売ってるんだけど。もう違法じゃないの?まぁ、微生物の営みを知るための食材なら味噌を作っておけばいいか。

 感想こそすくないですが、非常に面白い本でした。

2008/12/14(Sun)


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