★★★『御社の営業がダメな理由』藤本篤志 著、新潮新書165 章題 まえがき 　第一章　「スーパー営業マン」誕生という幻想 　第二章　二−六−二 の法則で会社を考える 　第三章　「営業センス」は伸ばせない 　第四章　営業日報が元凶だった 　第五章　営業を「因数分解する」

　写真には無いが、帯には「企業人必読」とある。確かにそうかもしれない。著者は営業コンサルティングを請け負っている人物で、この本の中身ももちろん題名どおり営業という業務についての改善案が述べられている。いや、営業の業務自体ではなく、営業チームのマネジメント手法について書かれている。

　また、対象は大企業の営業ではなく、通常規模の会社の営業に関して。そんな会社の社長はスーパー営業マンの出現を望んでしまっているらしい。そんなスーパー営業マンは簡単には生まれず、また生まれたとしても簡単に他社に引き抜かれてしまう、と。いかに普通の営業マン（の時間）を効率よく使えるかが勝負だ、と。そしてその手法は営業だけで泣くほかの部署にも通用する部分が多い。

　という事で、少人数でもチームをまとめてマネンジメントする必要がある人にはお薦めです。

　2006/11/05(Sun)