『なぜ通販で買うのですか』斉藤駿著、集英社新書0238
 『通販生活』でおなじみカタロウグハウス社長が語る通販商品の特性。

 実は通信販売という販売スタイルは明治時代からあったそうな。しかし残っているのはごく一部。もともとどんな商品を通信販売では扱っていたのか、脱落した通信販売会社はどこが悪かったのか、小売店と通信販売の違いは何か、など通信販売と小売店の特性の違いを説明しそれを踏まえてカタログハウスではどのように戦略を立て経営していったのか。

 小売と通販の特性の違いはさすがに鋭い分析がなされていて面白かった。ただ、気になったのが全体で統一されたインタビューのような語り口調。エッセイだったらいいのかもしれないが、新書というメディアでは少々異色で気になった。

章題
はじめに
第一章 玉蜀黍
第二章 ルームランナー
第三章 女性服
第四章 デロンギヒーター
第五章 ミーレの掃除機
第六章 メディカル枕
終章 コーヒー豆
あとがき

2004/06/20(Sun)


新書目次のページに戻る