★★★『ウチのシステムはなぜ使えない』岡嶋裕史 著、光文社新書341 第一部 SEという人々 第二部 SEと仕事をするということ 第三部 ユーザとSEの胸のうち |
著者はあとがきでSEが読む事を想定していないと書いているけど、その実SEにこそ読んでもらいたいと思っているのではないかという気がする。
自分は本書で書かれている企業システム開発に関係している仕事はしていても、業態がちょっと違うので傍から見ている感じで読む事が出来た。この話を読んでいると、この業態に転職する気にはなれない(笑)。まぁもちろん今の会社が潰れたりしたら転職しやすいのはこっち業界だからそうするだろうけど。
大工とアーティストの違いに関する話には笑った。その他色々な所にジョークが入っていて、電車の中で読んでいて結構笑ってしまった。
システム業界に勤めている人や、これから会社システムの導入や保守にかかわる仕事をしようとしている人にはお勧めです。
2009/05/31(Sun)