★★『９９．９％は仮説　-思い込みで判断しないための考え方-』竹内薫 著、光文社新書241 章題 プロローグ　飛行機はなぜ飛ぶのか？　実はよくわかっていない 第一章　世界は仮説でできている 第二章　自分の頭のなかの仮説に気づく 第三章　仮説は一八〇度くつがける 第四章　仮説と倫理は切ない関係 第五章　「大仮説」はありえる世界 第六章　仮説をはずして考える 第七章　相対的にものごとをみる エピローグ　すべては仮説にはじまり、仮説におわる

　帯には「やわらかい頭を取り戻したい！！・・・・」（注：写真とは別の帯だった）と書かれていた。最近はやりの脳トレーニングですね。

　と言っても本書の中身は科学に関して「そうなることは解っていてもなぜそうなるのか解らないこと」が非常に多い事を説明している。なので科学というか物理学や基本的天文学を知らない人にはキツイかもしれない。そんな感じで話が進んでいくけど、最後の方で本書のサブタイトルにもなっている「思い込みで判断しないための考え方」に近くなってくる。

　簡単に言えば、人と言い争いになった時、相手が持っている仮説と自分の持っている仮説が違う事が多い、と。相手がどんな仮説を持っているのかまず考えるようにしようという事かな？

　科学の話が多いとは言っても、文字数は少なめなので、さらっと読んでみるのもいいかもしれません。　

2006/06/17(Sat)