クリックでAmazonへ

★★★『コミュニケーション力』斎藤孝著、岩波新書915 章題 １．コミュニケーション力とは−文脈力という基本− ２．コミュニケーションの基盤−響く身体、温かい身体− ３．コミュニケーションの技法−沿いつつずらす− あとがき

　気づいたら昨日見た「世界一受けたい授業」の講師の一人。とはいってもこの本は情報整理術ではなく、表題の通りコミュニケーション力に関してのお話。

　昨今コミュニケーションに関して話す、という事になると携帯メールが題材にあがることが多い。この本でも少々触れられている。が、この本では基本的にコミュニケーション全般に関しての色々な要素、方向から考えを述べている本である。
　という事で、各章が色々と面白いことを述べていてこれを抜き出そう、と選ぶのはかなり難しい。抜き出すとしたら、やはり締めの言葉
「コミュニケーションを通じて、人は生きる意欲を沸かせている。コミュニケーションこそが、生命力の源なのだ。川が、流れることによって川であるように、人は感情や意思をほかと交流させることで人であり続けられる。コミュニケーションという営為は、人間の根幹をなしている。　どんな状況でもどんな相手とでも、コミュニケーションは可能だ。そう確信することで、現実は明るさを増してくるだろう。」
　上記言葉に感銘や感慨があった方は読んでみる事をお薦めします。

2005/01/16（Sun)