著者はスパイ小説の作家らしく（失礼ながら氏の本を読んだ事は無い）、その培ってきた参考資料の知識その他で構成された本です。スパイの役割、スパイの適性、スパイの方法、スパイが活躍する国家背景など、色々話が出ています。

　なんと申しましょうか、フレデリック・フォーサイスの小説のスパイうんちく部分を抜き出した様な本とでも言いましょうか。んー、スパイの歴史（？）や伝記（？）などもあるし、それとも違う。

　なんにせよ、スパイに関する事がふんだんに書かれています。スパイ小説が好きな方にはお薦めの一冊です。特に嫌いでも好きでもない私にも結構面白かったです。

　参考の為に章題をば。内容は章題の如く。