クリックでAmazonへ

★★★『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』島田伸介、幻冬舎新書039 第１章　みんなが幸せにならなきゃ意味がない 第２章　常識破りで魔法のアイデア 第３章　仲間こそが宝物 第４章　お金と成功

　タレント本の変形かな、と思って話のネタ程度の気持ちで買ったのだが、どうしてどうして。

　お笑いの大御所の一人である著者が結構事業もやっている事は知られている。それらを大体成功させているだけあって運だけでない何かの実力を感じる。ただ、著者が本書の中で言っている通り、著者がやっているのはあくまでもサイドビジネス。本職をビジネスにしている話とはちょっと違う。が、やっぱりサイドであろうが著者がビジネスで成功しているのは事実。それらの体験から本職ビジネスへつながる何かを得る事も可能と思われる。

　少々美談過ぎな気もするが、まぁそこはそれで。自分的にはとある社長に話したという事が一番興味深かった。どんな話かというと、とある社長が寿司屋をやりたいと思っていて、その人に対して「こいつを男にしたいと思ってたまたまその男が鮨職人だったから寿司屋をやるというのなら賛成するが、寿司屋をやりたいから鮨職人を探すというのは止めたほうがいい」と話したという話。

　うん、ただ読んだだけだと単なる自慢話かタレント本かという感じになるかもしれないけど、なんか残るものがある。面白い本です。

2007/08/04（Sat)