ジムにて、エアロバイクをやっている時に暇なので、そのエリアには寄付されたと思われる雑誌や本がおいてあるのだが、その中の一冊。少しずつ読んでいて、ようやくこの前読み終わった。

　当然というか、ローマ時代の事と、現代の政治的な事（いささか本自体が古目なのでタイムリーさには欠ける。元々雑誌連載のものなのでタイムリーという点に文句は言えない）とを結びつけて色々評論している本。
　ローマ時代の栄枯盛衰を知り尽くしている著者である為、その長いローマの歴史の中と現代で対比できる部分を見つけるのは容易と思われる。詳細は手元に無いので思い出せないのが悲しいが、色々とシビアな意見を聞くことができる。ちなみに自分が妙に納得してしまったのが、日本は覇権を狙えないので、ローマなどを参考にしてもしょうがなく、大国にはさまれても政治的外交能力を駆使して生き残ったヴェネチア（だったと思う）を参考にすべきだという話。
続編（？）もあるみたいなので、機会があったら読んでみたい。