2012年05月

『お笑い銀行さいごの日』横田濱夫、テリー伊藤著、角川文庫

　義父の家が諸事情で引越しすることになって、使いそうな物があったらもっていって、という事になり、色々なものと一緒にもらった本。

　著者は元銀行員で、その世界の暴露本（？）。シリーズ他の本とちがってこれはテリー伊藤との対談。とはいえ、その暴露本という基本スタンスは一緒。
　銀行員という事で、旧大蔵省との接待とか、銀行内でも上司の機嫌取りが最優先される文化があったそうで、基本はその価値観に基づいたエピソード集。
　この本はテリー伊藤との対談という事で、ちょっと下世話系のエピソード満載で詳細はここに書けないが面白かった。

2012/05/21 (Mon)
『はみ出し銀行マンの悪徳日記』横田濱夫、テリー伊藤著、角川文庫

　という事で、上の本と同じ感じの本。今回は純粋なエピソード集。
　面白いと思ったのが（なんとなく真偽は怪しいが）、著者が飲み屋で銀行関係の仕事の話をしていたら隣のおばちゃん達が銀行の裏話を聞きたがってきたので、適当に危なそうな銀行の話をしたら、そのおばちゃんが実は生保のおばちゃんで、その強烈な情報ネットワーク＆生保の強力な資金力（が関係あったかは解らないが）、その噂に挙げた銀行で取り付け騒ぎが起きてしまったとか。著者は法律で禁止されている「風説の流布」をしてしまったのではないかとおびえたりしたらしい。