2006年08月
 |
『検証 戦争責任〈1〉』読売新聞戦争責任検証委員会 著、中央公論新社 読売新聞で連載されていて、先日の終戦記念日の８月１５日（正式終戦調印は９月２日らしいが）に最終報告がまとまった検証 戦争責任をまとめた本。もちろんこれは１巻であって、終わりではない。２巻か３巻で終わるだろう。 他国がどう思うかの前に何よりもまず日本人の手で冷静に分析しなければならないという声は昔からあったらしいが、ようやく実現したという事か。興味深いのはマスコミの責任にも触れているところ。もちろん最後の方では報道規制などがあったが、その前でも、戦争の事を書くと部数が上がったり、戦争に反対すること書くと在郷軍人会を中心とした不買運動が起こったりしたらしい。ここ難しいですね。反戦を貫いたとしても、潰されたりしたらもう広く情報を伝えることは出来なくなるし。しかし最近、自分の思想と違う人の家を放火したりする事件起きていて、暗殺文化がはびこっていたというこの本で書かれている時代となんかオーバーラップして嫌です。 なんにせよ、前巻揃ったらきっと名酒倉庫の方で色々と書くつもりでいます。 2006/08/19（Sat) |
 |
『モンキー・パトロール外伝 』有間 しのぶ 作、祥伝社 本編で語られなかった、準主要人物、脇役のお話や主要人物の子供の頃のお話。ちなみに半分ぐらいは主人公の男（未婚）と付き合っていた人妻の話。本編ではその話少しだけで終わってしまっていたのでこれで結構スッキリした。 2006/08/19（Sat) |
|
『ラディカル・ホスピタル 11 』『ラディカル・ホスピタルよりぬきキャラクターズファイル
』ひらの あゆ作、芳文社 同時発売の２冊。キャラクターズファイルの方は資料的な本かと思っていたら、キャラクター毎のより抜きだった。まぁいいけど。 こんな楽しい病院なら行って見たい気もするが、やっぱり健康でいたい。ドラマとか漫画とかでよくある権力争いとかは大学病院じゃなければあまり無いのかな？しかし作者は看護婦経験者なのかすごい情報が細かい。最近の話もあるから、看護婦さんか医者が知り合いにいるのかな？。 2006/08/19（Sat) |
|
『派遣社員松島喜久治 7 』ふじの はるか作、芳文社 派遣社員である主人公がいろいろな会社を回って（大体１巻が１社ぐらいかな？）そこで起こる人間関係その他を描いている四コマ漫画。面白いのと同時に教訓にもなるし、好きな四コマ漫画です。 2006/08/19（Sat) |
 |
『五月原課長のつぶやき風月篇 』中島徹作、ビッグコミックススペシャル という事で４巻目。この巻では宇野さんが男運の無いキャラとして描かれている。今まではせいぜいお局的だったり、婚期を逃した女性っぽい描かれかただったのだけど。がんばれ宇野さん（意味不明）。 2006/08/12（Sat) |
 |
『 剣客商売（8）狂乱 』 池波正太郎著、新潮文庫 この巻では話を途中で止めて読者に想像させるという羅生門的手法を使っているのが２話程。片方は主人公たちが集まっているところに強盗を仕掛けに行こうという所だから想像は簡単。もう一つの狐に憑かれて強くなった方は３年後どうなるかちょっと想像できない。剣豪にはなれなくても道場主ぐらいは出来るぐらいになるのかな。 そう言えばこの巻では５巻で出てきた秀という女武芸者が再登場する。久しぶりに三冬も活躍する。ここの感想に書くの忘れてしまったが、６巻で大治郎と三冬が結婚する。 2006/08/06（Sun) |