韓国旅行記1日目その2

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 地下鉄。ホテル紹介所のお姉さんによると乗り換え無しの一本で行けるらしい。
さて、料金表を見る。650Wとのこと。‥‥1万W札しか無い。券売機は千W札までしか使えないらしい。日本だと、10000円札が使える券売機が一個ぐらいあるのに、と思って見回すと10000Wの表示がある券売機らしきものが。しかし、650Wとかの表示が無い所を見ると両替機か? よし、れっつ両替だ。
 10000W札を入れる。10000Wの所のボタンを押す。そして、1000W札が10枚出て‥‥こない。代わりに出てきたのはオレンジ色の切符らしき代物。10000Wの表示の下に11000Wの表示がある。‥てことは俗に言うお得チケットか? 裏面の文字を読む。

3시간초과. 「3シカンチョコァ」

の部分だけ解った。「3時間超過」の意味だ。‥3時間しか使えないってか? もしそうならふざけろよオイオイだ。そして私は正体が解らないうちからこの切符を使うのは得策ではないと判断し、先ほどの両替所で1000W札に両替してもらう。今回はもっと簡単に言った。
부탁합니다. 「プッタカムニダ(お願いします)」
 10000W二枚差し出す。相手は私の顔を覚えているらしい。相変わらずなんか嫌そうな顔だ。しかし今度は通じたらしい。
「エン?」
さっき両替したばかりだろって。
아뇨 원. 「アーニョ、ウォン(違う、ウォン)」
 そして今度は無事に両替出来たのであった。
 気のせいか両替所のお姉さんの顔が少し和らいだようだった。
 両替した札を使って切符を買い、舞台はホテルに移る。

 ちなみに韓日・日韓辞書を携帯していたので、ホテルの部屋に着いた時にそのチケットの裏に書いてある文章を調べてみたら「改札後3時間超過したら追加料金をいただきます」という内容の文章だった。どうやら悪どいことに使われるのをふせぐ為らしい。普通に使っている分には問題なさそうだと判断し、以後の地下鉄は全てこの切符で乗るのであった。

 で、ホテル。フロントにカードを見せればOKという事だが、ただ見せるだけでは芸が無い。
이거부탁합니다. 「イゴプッタカムニダ(これお願いします)」
 さっきの両替と同様だ。カードを差し出しながら言う。残念ながら今度は通じてないらしい。ちょっと不思議な顔をしてカードを見て、こちらに用紙を差し出す。用紙を書き終え、渡す。そういやパスポートと航空券とある程度の日本円を金庫に預けておかなくては。頭の中で文章を考える。
새부띠보굿 있습니까?
「セーフティボックスイッスムニカ(セーフティボックスありますか?)」
 我ながらきれいな発音だと思ったが、通じた。
「アリマス」
 って日本語で答えるかい! いいけどさ。なんにせよ貴重品は無事にセーフティボックスに預けられたのでした。

★ハングル語は表音文字なので、外来語もそのままの事が多い。街中歩いていて、食堂のメニューなどを読んでいると、ハングル表記こそ忘れてしまったが「スッパゲティ」「トンカツ(いやホントに)」「ハンバグステッキ」等、読みそのままの言葉がたくさんある。だから「セーフティボックス」で通じると思った。ちなみに「ウドン」もある(笑)。

 そしてホテルの部屋へ。例のチケットの文章を調べた後に、行動を考える。
韓国観光公社のHPにもらった資料によると毎週土曜に色々と韓国の伝統芸能とかの催し物があるらしい。時間を考えると二つしか行けない。そしてとりあえず最初の方の劇場に移動するのであった。


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